結婚ってなんだろう?

人前結婚式に参加されたことはありますか?

神前式が神さまに、チャペル式がイエスキリストに愛を誓うのと同じように
人前結婚式は家族や友人を立会人として生涯変わらぬ愛を誓うセレモニーです。

神主さんや牧師さんはいないので、司会者が司式を務めます。

誓いの言葉を述べて、誓約書に署名し
結婚指輪を交換したお2人に向かって
私がお祝いの言葉を贈らせてもらうのですが
その中に必ず入れる言葉があります。

「永い時間をともに過ごしたあと、
今よりももっと愛し合っている…そんなお2人でいてください。」

結婚はゴールではなく、スタートです。

いったい何のスタート?
それは「第2の人生」です。
人生という長―い生活をひとりで走るのか、ふたりで走るのか。

二人三脚は相手と歩調が合わなければ転んだり
足が痛んだりして、いっそひとりで走ったほうが楽だと思うかもしれません。

でも人生は長い。
最初はぎこちなかったふたりの呼吸も
いつしかぴたりと合って、山や谷も乗り越えていけるでしょう。

たとえどちらかの調子が悪くなっても励ましと責任感で前へ進むことが出来る…。
もちろん、結婚がすべてだとは思いません。ほかの選択肢もあります。

でも結婚によって得られる幸福は、結婚でしか得られないものだと考えています。

抽象的な言い回しになりますが、結婚は「してみるもの」だと思います。